『健康を守る為には、やはり自然素材・無垢材の家、木の家がいい!!』

岩間の家 (笠間市 S様邸)

岩間の家:リビングで遊ぶ親子

 

木の家に住みたい!

 はじめは、ハウジングギャラリーや展示場を見てまわっていました。

 見ていくと、「なんでこんなにいろんな建て方があるんだろう??」「なんで会社ごとに、こんなに考え方が違うんだろう??」と疑問を持ち始めました。

 おまけに、展示場に行くと、頭が痛くなったり、気分が悪くなったり・・・。

テキメンに反応する自分の体。「なんでだろう?」

 いくつもの疑問の答えを求めて、いろいろと本を読んだり、情報を集めたりして、勉強することにしました。

 すると、どうやら私の体は、いわゆる新建材に反応している模様。

 健康を守る為には、やはり自然素材・無垢材の家、木の家がいいんだ!!ということがわかってきました。

 

 「やっぱり木の家に住みたい!!」という思いが爆発するころ、岩間にある義母の土地を紹介され、そちらに家を建てよう!と具体的に考え出したのでした。

 とは言っても、本当にボウボウの雑木林だったので、最初は休日ごとに通って、木々の枝払いからでした。

岩間の家:基礎の時の様子

基礎の頃の様子

 

どんな家に住みたいか。

 具体的なイメージについては、夫婦で沢山の時間をかけて話し合いました。小さい頃の思い出にさかのぼって、「火の燃える姿って、イイよね」「こんな感じの場所、好きだったなぁ」・・・。でも、結構、夫婦間で家に対する思いが全く違っていて、何度も何度も話し合いました。

 本気でぶつかりあって、ケンカもいっぱいしました!!(笑)

 

 一方で、あらためて「木の家」をテーマに、家を建ててくれるところを探し始めました。

 が、「木の家」と謳っているモデルハウスなのに、「うっっ!!くさっ!!」人間探知機(笑)と化した私の体は、どこかに使われている新建材に即反応。

 実は、ほんの一部しか無垢材を使っていないことがわかったり、見えない部分についての説明を聞こうとすると、こちらが納得できるような答えではなかったり・・・。

 安心して家が建てられるところはなかなか見つかりませんでした。

 


 

決め手は親方

 福田さんと出会ったのは、平成18年の秋の頃。
 その頃すでに、1社お話を進めている会社があったのですが、チルチンびとの33号「古材を活かす工務店リスト」に福田建設が掲載されており、とっても気になっていました。

 ある日、「よし、今日、突然だけど、笠間に行ってみる!!」と空いた時間に唐突に会社を訪ねた所、ちょうど親方も奥様もいらっしゃってお話ができました。

 

 そして数時間・・・、お話が終わる頃には、「ここで大丈夫!」と心の中で半分以上決めていました。

 すでに1社話が進んでいること、そこと比較検討していることをお伝えしたところ、「きちんと比べてください」と笑顔で気持よくお返事をくださいました。まだお願いすると決めたわけでもないのに、いろいろと思いも寄らないアイデアやアドバイスをくださったりして、親方の男気というか、お人柄の大きさを感じました。

 また、工場も見せていただき、親方の大きさの背後には、しっかりした技術の裏付けがあることを感じ取ることができました。

 

 こうした会話の中で、親方の言葉や考え方に信頼がもてたのが決め手だったと思います。

岩間の家:親方と一緒に古材を見る

親方と一緒に古材を見る

 


 

設計はアトリエ・マーニ

 親方に自分の思いや要望を全部お伝えしたところ、「設計士はマーニさんがイイんじゃない?」と紹介されました。

 で、どんな方かお伺いすると、ちょうどお子様が生まれたばかりとか!

 子育て中の自分にとって、同じように子育て経験真っ最中のマーニさんは、同じ目線で考えてくれるに違いにない!と思い、お願いすることにしました。

 

担当大工は中島さん

 担当大工の中島さんは、若いのに、今時珍しい好青年!!

 真面目な人柄で、丁寧に応対してくれて。。。

 彼女がいないなんてもったいない!!(笑)紹介してあげたいくらいデス!

 機会があれば、またお会いしたいですネ。

 


 

岩間の家の建主様は、家を建てるにあたって、沢山の本を読んで勉強なさったそうです。

↓以下にその本をご紹介します。

 

オススメはこの4冊!!勉強になりました!

 

健康な住まいを手に入れる本」コモンズ刊

一番のオススメはこちらです。巻末に健康に配慮した建材の一覧と、住まいの毒性物質の辞典がついていて、とても参考になりました。

 

暮らしから描く 健康な住まいのつくり方」彰国社刊

チルチンびとにも寄稿している吉田桂二さんの本。

 

暮らしから描く キッチンと収納のつくり方」彰国社刊

おなじく吉田さんの本。

 

日本で実践するバウビオロギー」学芸出版社刊

「建築(バウ)」「生命(ビオ)」「学問(ロゴス)」からなるドイツ語の造語「バウビオロギー」の本。住まいを「第三の皮膚」と捉え、自然との調和を深く考えている本です。

 

 

参考までに、他に読んだ本はこちらです。

マンガでわかる家づくり」月刊ハウジング編 講談社刊

マンガ 家づくりはじめに読む本」月刊ハウジング編 講談社刊

木・土・漆喰をつかって建てた家」ニューハウス出版

家づくり究極ガイド」エクスナレッジ

木の家がいちばん vol.6」ニューハウス出版

チルチンびと」33号他数冊 風土社

 

 

知れば知るほど、家づくりは、業者任せにしてはイケナイ!!と思いました。

よく知りもしないしないものにお金を出すなんてイヤ!!って。

もともと本好きだったので、ホントにいろいろ読みましたネ。

 

完成見学会の時に作った資料は、上記の本を引用させていただいた部分もあります。興味があるかたは、是非お読みになってみてください!

 


 

家づくりに対して、とても熱心に考え、実現させていった岩間の家の建主様。

なんと!!完成見学会の日には、奥様お手製の資料を来場者の皆様に配ってくださいました!!

この資料、来場された方々が、今でも大切に、そして家づくりの参考にしてくださっているとの声をいただきました!!

ので!!

奥様の了解を得て、その資料をPDFにしましたので、是非ご覧ください!

岩間の家:お手製資料はこちら

 

PDF書類をご覧いただくには、アドビリーダーが必要です。

お持ちでない方は下のアイコンをクリックし、無料配布されているリーダーをダウンロードしてからご覧ください。

アドビリーダーへ

 

☆こちらの岩間の家は、チルチンびと58号「火が教えてくれたこと」に掲載されました。

☆岩間の家のフォトギャラリーはこちら。