木拾いは、木材の強度とコストのせめぎ合いを制する作業。

生活する場のイメージを広げ、間取り・構造・仕様を考えるのは、
設計士さんの仕事ですが、出来た設計図を元に、
材料の算出・作る際の問題点がないかチェックするのは福田建設の仕事です。

構造の強度を考えながら、組み方・材料の長さや太さを工夫し、
コストをもう一段下げることも可能になるこの作業を「木拾い」と言います。

この「木拾い」を経て「見積書」が作成されます。

空間にこだわるあまり、設計士さんが口径や長さが特殊なサイズの木材を
指定してしまうと、価格にも反映してしまいますが、
この「木拾い」は、それを是正して、コストダウンにつなげています。

 

 木拾い書と手板

 

大工経験の長い親方が設計図を熟知し、設計士の意図を汲み取り実際の建物にしていく作業です。
どんなに優れた設計士さんでも、木造の家づくりに関して、大工としての経験値の右に出る人はいません。

福田建設では、「ただ家を建てる大工」ではなく、図面が読め、現場での対応ができる「大工」が
大勢育っておりますので、今までは親方のみがしていたこの「木拾い」も後継の若手大工が
担っています。

 

この「木拾い」という工程を大事にしているので、「見積書」は
家に必要なものは全てリストアップされ、きちんとどれがいくらかかるか
全ての業者さんに「実際にかかるお金」を出してもらいます。

 一軒一軒違う注文住宅を都度「木拾い」し「見積書」を制作しておりますので
お客さまには、お時間をいただくことになり、少々待ち遠しい時間になってしまっておりますが

福田建設の「見積書」は実際に良い家が建つための本当にかかる値段です。

ですから、この「見積書」をみていただいて、納得していただけたら、
設計も段取りも全てできているので、すぐに実際の工事に取りかかることができます。

 

見学にいらしたお客さまや、実際建てられて他社と検討していた経験のあるお客さまには
 一見「高そう」に見える住宅が「これだけの材料を使って、このお値段で出来るなんて!」
「見積りは待ったけど、え!これからすぐ取りかかることができるんですか!?」と
驚いていただけるのは、丁寧な「木拾い」の作業があってこそとなっております。

 

大工は家具も作れます